title:あかり「まどかちゃん!」まどか「あ?」







あかり「まどかちゃん!」 

さやか「あ?誰に口きいてんの? てかなんであんたまどかさんの
名前呼び捨てにしてんの? まどかさんだろ、まどかさん」ピキッ 

あかり「ご、ごめんなさい・・ま、まどかさん・・」 

さやか「てかさ、あんた見滝原では見かけない顔だよね?」 
さやか「ま、今日のところは有り金全部で見逃してあげるよ」 
さやか「もしまどかさんにこんな口の聞き方したら、あんたもう今頃死んでるよ?」 

あかり「あ・・そうなんだ・・あ、じゃああかり、家にお金とってくるね!」 

さやか「まてやゴォラ!!!」 

あかり「え・・」 

さやか「逃げんのか?逃げんのかつってんだよ」ナイフシュッシュッ 





―次の日― 

結衣「・・そうか。昨日部室に来ないと思ってたらそんなことがあったのか」 

あかり「ごめんねみんな。部室行けなくて・・」 

結衣「でも良かったじゃないか。ナイフ突き付けてくる奴なんて本当下手したら刺されてたじゃん」 

あかり「そ、そうだよね! でも・・3DS買うための貯金が・・」 

ちなつ「で、でもあかりちゃんが無事で良かった! 3DS今度私が貸してあげるから、ね?」 

あかり「う・・うん。ちなつちゃん・・ありがと。・・でも一人で帰るのは怖いかな・・」 





 ―ほむホーム― 

まどか「ウェヒヒwwさやかちゃんww1万じゃ3DSも買えないよww」 

さやか「ご、ごめんまどか・・昨日はお金m」 

まどか「ん? まどか?」 

さやか「あ、あ、いやまどか・・さん・・、昨日はお金あんまり持ってない奴カツアゲしちゃって・・」 

まどか「ウェヒヒww。まあいいよ。いつもお金ありがとね、さやかちゃん」 

まどか「マミさんマミマミ〜♪」 

マミ「もう!鹿目さん! 美樹さん見てるからおっぱいきーんしっ」 

まどか「もうっマミさんったら〜」 
まどか「あ、さやかちゃんばいばーい」 



さやか「(・・今日も一人で帰ろう・・) 





京子「というわけで、今日はあかりん家でお泊り会か〜!」 

ちなつ「結衣先輩と一緒・・!」ジュルリ 

結衣「(!)」ゾクッ 

結衣「(今ものすごい眼光が・・ちなt・・、・・・・気のせいか・・)」 


あかり「今日はごめんね。さすがに昨日の今日だと一人で眠れなくて・・」 

京子「じゃあ昨日はどうやって寝てたの?」 

あかり「・・寝てないんだ・・」 


京子結衣ちなつ「・・・・・・・」 





さやか「・・・・」トボトボ 

さやか「・・・・」トボトボ 

さやか「・・家まで遠いなぁ・・。のど渇いた・・」 

さやか「・・あ、自販機。でも今月ピンチだしなぁ・・今月あと38円だよ・・」コリャマイッタ 

さやか「・・あ。昨日の子と同じ制服の子だ」 

さやか「・・・・・・」シャキンシャキン 





さやか「・・あのさぁ・・お金貸してくれない・・?」 

向日葵「い、嫌ですわ!」 
さやか「ふーん。私にそんな態度とるんだ?」 

さやか「てかさぁ、二本ジュース持ってるんだから一本くらいくれたっていいじゃない?」 

向日葵「い、嫌ですわ! こ、これは櫻子の・・」 

さやか「櫻子?誰だそいつ? さっさと渡せよ」 

向日葵「い、嫌ですわ! ちょ、ちょっとあなた何をするのですの!?」 



さやか「・・・・」ナイフシュッシュッ 

向日葵「わ、わかりました!ジュースは上げますから!!そのナイフを・・」 


さやか「まてやゴォラ!!!」 





―次の日― 

あかり「・・今朝向日葵ちゃんからメールがきたんだ・・」 

あかり「あのナイフの子に襲われた、って・・」 

ちなつ「・・」 

結衣「・・本当なんなんだそいつ。制服着てたって言うけど女子中学生なのか?」 

ちなつ「・・怖いですねー・・。早く捕まらないですかね・・」 

あかり「お、おまわりさんに言ってみたらどうなのかな」 

結衣「うーん・・向日葵もあかりも人通りの少ないところで襲われたんだろ?」 

結衣「しかも夜でもなく夕方・・。女子中学生を補導する時間でもないしな・・」 

結衣「でも捕まえるには襲われたらすぐ通報しないといけないし・・でも相手はナイフだもんな」 

結衣「・・集団で行っても誰か刺されそうだし・・」 

ちなつ「・・人通りの多いところを通って帰っていっても、あかりちゃんの家の近くは 
人通り少ないですし・・」 

京子「・・あかりの家くらいまでなら、一緒に帰ってやるよ!!」 
あかり「ありがとう・・京子ちゃん・・」 


―見滝原中学校― 

和子先生「えー、というわけで、最近見滝原市周辺で刃物を持った女子中学生と思われる女性に」 

和子先生「七森中学の生徒が二人も恐喝される事件が起こっているそうです」 

和子先生「みなさんは、下校時に人目につかないところを避け、一人で帰らないようにしてください」 

和子先生「ハイッわかりましたね!? 中沢くん!」 

中沢「は、はい!」 



まどか「ナイフ持った女子中学生とか・・ww怖いよねーwwウェヒヒw」 

ほむら「・・まどかは私が守るわ。安心して」ホムッ 

まどか「ホムラチャン!」 

さやか「あはは・・」 



―昼休み― 

中沢「・・そう、それで昨日の魔女っ子ミラクるんがすごかったんだよ!」 

ほむら「確かにすごかったわ。イジメイケナインジャーのあのアッカリ〜ンアタックは完全に想定外だったわ」 

まどか「タケタツー!」ガタッ 

中沢「鹿目wwwww」 



まどか「あ」 

さやか「ん?なあにまどか? 

まどか「さやかちゃん、居たんだ・・w」 

さやか「あはは・・」 





まどか「あ、さやかちゃん。のど渇いたなぁ」 

まどか「ジュース買ってきてよ!」ニコッ 

さやか「いやまど・・かさん、今月はもう持ち合わせがなくて・・」 

まどか「えっ」 

さやか「い、いやぁ買ってきます!!」 

まどか「じゃあメロジューお願いねーwwウェヒヒww」 



さやか「・・・・・・」トボトボ 

マミ「あ、美樹さん!」スタスタ 

さやか「!」 





マミ「今日は生徒会の仕事が立て込んじゃって・・」ティロッ 

マミ「今から鹿目さんのところで一緒にご飯食べるんだけど、美樹さんはどう?」 

美樹「え、あ、あ、いやぁー、まどかのところで食べてて、今トイレに行く途中なんです!!」 

マミ「え?(美樹さんが鹿目さんとお昼・・??)」 

マミ「あ、あ、そうなの。じゃあまた後で」 

さやか「は、はいっ」アセアセ 



さやか「・・・・」トボトボ 

さやか「・・・・・・」 






―七森中・昼休み― 

あかり「・・はぁ・・」グスン 

京子「ん?あかりタコさんウインナー好きなんじゃなかったっけ?全然食べてないじゃん」 

あかり「・・うん・・ちょっとね・・」 

ちなつ「・・あの後ですしね・・本当、ナイフ女早く捕まればいいのに・・」 

結衣「本当そうだな・・」 

ちなつ「櫻子ちゃんも今日学校来てないみたいですし・・」 

結衣ちなつ京子「・・・・・」 



ちなつ「あ、あかりちゃん!今日も一緒に帰ろう?!」 

あかり「ちな・・つちゃん・・京子ちゃん結衣ちゃん・・本当にありがとう・・」グスッ 

あかり「・・こんな友達もてて、あかり、幸せ者だよ!」エヘヘ 

ちなつ「・・!(あかりちゃんが笑った・・良かった・・この調子で元気になってくれれば・・)」 

結衣「・・そうだ、あかり。今日家泊まってかない?」 

あかり「え・・良いの?」 

結衣「ああ。一人暮らしだしな」 

ちなつ「あかりちゃんだけズルいでーすー。私も行きたいですー」 

あかり「ちなつちゃんは本当に結衣ちゃんが好きなんだね」エヘヘ 






―見滝原中・昼休み―

まどか「あ、さやかちゃんおかえり」ハヨジュースジュース

さやか「あ、うん・・」ハイジュースジュース


まどか「あ。さやかちゃんの席・・」

マミ「え?あ、美樹さんの席だったの? ごめんなさい・・」ガタッ

さやか「え、あー・・いいっスよ。座ってて」

まどか「ん? さやかちゃん?」

さやか「え、あー・・そうそう、トイレトイレ。トイレ行ってくる」

まどか「ふーん」





マミ「・・美樹さんさっき私と会ったときも、トイレ行ってなかったっけ」

さやか「え、あ・・あ、あの!今日!生理で・・」


マミ「・・」モグモグガタッ

マミ「・・しょ、食事中に生理の話は・・やめましょう、ね?美樹さん?」

まどか「・・中沢くんも居るのにね。そういう話するんだ、さやかちゃんって」


さやか「・・・・・・」

さやか「と、とにかくトイレ行ってくるね!」スタスタスタ




さやか「・・・・・・」トボトボ

さやか「あ・・弁当食べるの忘れてた・・」

さやか「・・どこで食べよう・・」トボトボ

さやか「・・教室は席とられたし・・」

さやか「屋上でも行くか・・」トボトボ

さやか「あ・・。水筒教室に置いてきた・・」トボトボ

さやか「・・まあ水道水飲めばいいしね」トボトボ

さやか「・・屋上に水道ないや・・」トボトボ

さやか「あ・・。消火用の水入れるバケツ・・」

さやか「・・でもあれで飲むのは・・嫌だなぁ・・」トボトボ

さやか「水のあるところ・・水・・そうだ」

さやか「・・・・・・」トボトボ






さやか「・・・・・・」

さやか「・・トイレ・・」ガチャン

モブA「いますかー?あの、次の時間体育だからトイレしたいんですけどー」

モブA「ねー、いますかー?」ドンドン

モブA「・・」ドンドン

モブB「・・いないみたいだね。じゃ、ちょっと授業送れるけど、三階のトイレ行こ?」

モブA「そうだねー。・・4階北校舎のトイレは穴場だと思ったんだけどなー」スタスタ



さやか「・・・・・・」

さやか「(危なかった・・)」ヒヤヒヤ





さやか「・・・・」モグモグモグモグ

キーンコーンカーンコーン

さやか「あ・・予鈴だ。次の時間は・・」

さやか「あ・・体育・・」


―見滝原・運動場―

先生「えーっと、じゃあ柔軟体操をするので、二人組のペアをつくってくださーい」

まどか「あ・・。あれ?さやかちゃんは?w まあいっかwwほむらちゃん、組もっw」

ほむら「ええ」ホムッ


―見滝原・トイレ―

さやか「・・なんか二人組作れなさそうだし・・体育はいいや・・」

さやか「さぼろう・・」モグモグモグ


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 19:36:24.40 ID:bMWRffiq0


―次の日・昼休み―

結衣「そういえばさ、昨日ホームルームで先生がナイフ女のこと言ってたよな」

京子「うん、言ってた言ってた」

結衣「相手も中学生らしいしさ・・これでだいぶ襲い辛くなったんじゃないの?」

ちなつ「そうだと良いんですが・・本当早く捕まえてほしいです・・」


京子「そういえば、あかりは?」

ちなつ「今日は休みみたいです」

結衣「・・雨も降ってるしなー・・」ザザー




―さやか自室―

さやか「・・ん・・もうこんな時間か」

さやか「・・あの後学校さぼって寝ちゃったらもうこんな時間・・」ボソッ

さやか「・・まあ・・今日が初めてじゃないけどさ・・」ボソッ

さやか「・・また便所飯するはめになるだなんて・・」グスン


さやか「・・お腹空いた・・ご飯・・」

さやか「オムライス・・書置き・・」


さやか「・・お母さん今日早く起きるんなら・・起こしてくれたっていいじゃん・・」グスン

さやか「・・・・・・」チーン

さやか「・・・・・・」モグモグ

さやか「・・・・今日はどしゃぶりだなぁ」ザザー

さやか「・・・・・・」

さやか「食べ終わったらゲームでもやろう・・」モグモグ






さやか「・・・・・・」ナーモリハザァード ヴォーヴォー

さやか「・・ナモリハザード、久しぶり・・」

さやか「・・そういえばナイフが好きだったな・・武器・・」ピコピコ

さやか「・・・・・・」ズシャッズシャッ


さやか「・・こいつ、弱いな・・」ズシャズシャ

さやか「・・くそっ! 死ね! 死ね!」ズシャッズシャッ


さやか「・・・・あ、向こうの敵が襲ってきた・・逃げよう・・」ピコピコ

さやか「・・何か弱い敵には強気・・強い敵が来たら逃げる・・」

さやか「・・・・私みたい・・」

さやか「私って、ほんとバカ・・」グスン







―次の日―

まどか「あっ。さやかちゃん。おはよう」

ほむら「おはよう」

さやか「お、おはよう・・」

まどか「・・んー?」

さやか「あ、ま、まどかさんおはようございます」アセアセ



まどか「・・さやかちゃん、昨日何で学校来なかったの?ww」

さやか「え、いやー、あのー、そのー・・」

まどか「ウェヒヒww次からはちゃんと、昼休み席に弁当置いとかないとねーww」

さやか「・・・・・・」







さやか「あ、あ・・ちょっとトイレ行ってくるね!」 

まどか「・・答えてよ」 

さやか「・・な、何のことかさっぱり・・あ、お腹が痛くなってきたなー」アセアセ 

まどか「さやかちゃんって最近よくお腹痛くなるよね」 

まどか「答えてよ。一昨日どこでお弁当食べてたの?」 

さやか「えっ・・あっ・・お、屋上!」 

まどか「ふーん」 

まどか「ウェヒヒww」 


さやか「・・・・・・」 






―昼休み―

中沢「でさー、ライバるんがさー、ちょーかわいいわけよww」

ほむら「・・確かに。ライバるんはかわいいわ。・・声もまどかに似てるし・・」

まどか「ライバるんの声優って悠木碧さんだっけ?wwほんと私と声似てるよねww」


さやか「ま、まどかさん・・わ、私の机にカバン置かないでください・・」

まどか「あっ。さやかちゃん」

まどか「居たんだ」

まどか「今日は屋上で食べるんじゃないの?ウェヒヒww」

さやか「あはは・・」






まどか「てかさー、私屋上行ったことないんだけど」

まどか「屋上ってどんな感じなの?」

さやか「え・・いや・・あの・・」


まどか「あっ。マミさん」

マミ「・・今日も生徒会の仕事が立て込んじゃってね・・もうお腹ペコペコ」ガタッ

まどか「マミさん・・あっ、じゃあすぐ食べましょう!」

マミ「あら・・?鹿目さん弁当食べるの待っててくれたの?」

まどか「ウェヒヒ」テヘヘッ

マミ「ありがとう。鹿目さん」マミマミッ

まどか「もうマミさん・・みんな見てるじゃない」マミマミッ

マミ「ふふ♪」








まどか「・・でも・・席がないよね席が。マミさんの」

まどか「・・・・・・」

マミ「あっ、で、でも私空き教室から椅子とってくるから・・そうしたら―」

まどか「狭いよね。はぁ・・」

まどか「思い出したっ」クワッ

さやか「・・・・・・」

まどか「マミさん、今日はさやかちゃん、屋上で一人で食べたいんだってw」

ほむら「・・そう・・」

マミ「・・えっ・・あっ、そ、そーなの?」

さやか「・・・あはは」

まどか「ウェヒヒwwさやかちゃんww屋上いwっwてwらwっwしゃーいwwww」





まどか「ウェヒヒwwウェヒヒwwあるてぃまっしゅううううううううううううwww」

中沢「wwww」

マミ「もう! 先輩をからかうんじゃありません!ww」

まどか「ウェヒヒwww」


ほむら「まどか。話があるの」

まどか「・・とりあえずちょっと来なさい」

まどか「・・何?wwほむらちゃんww目が怖いよ・・」



―屋上―

さやか「・・・・・・」トボトボ

さやか「・・・・ハァ・・」


さやか「・・・・えっ。なに、これは」





―空き教室―

まどか「で、何?話ってww」

ほむら「・・あなたは美樹さやかに干渉しすぎている・・」

まどか「・・え?wwwわかめわからないよww何のことww」

ほむら「・・・・。確かに見滝原中であなたに意見できるのはもう私しかいない」

ほむら「でもそれはあくまで見滝原中の話・・」

ほむら「もし美樹さやかのカツアゲがバレれば・・あなただって危ないってものじゃない」

ほむら「美樹さやかのことがバレれば、あなたは公立高校に転入させられるかもしれないのよ」

まどか「ウェヒヒwww」

まどか「いやバレないしwwバレたらその時はその時でしょwwロッソファンタズマwww」



まどか「・・ほむらちゃん、屋上の仁美ちゃん、見に行こ?」スタスタスタ

ほむら「・・・・・・」




―屋上―

さやか「恭介・・それに仁美」

恭介「さやか、久しぶりじゃないか」ダキダキ

仁美「久しぶりですわ」イチャイチャ

さやか「・・・・・・」ダッダッダッ



恭介「・・さやか・・」

恭介「・・というかさやかがどうしてここに?」

恭介「さやかは昼休み、鹿目さんと一緒じゃないのか?」

仁美「・・いいえ、美樹さんは・・もう・・」

恭介「?」

仁美「いえっ、何でもありませんわっ」イチャイチャ



さやか「ひどいよ・・こんなのって・・・・・・・」トボトボポロポロ







さやか「・・私がまどかにどんな辛い目にあわされていても」トボトボ

さやか「・・恭介だけは態度ひとつ変えずに、私の話を聞いてくれてた・・」トボトボ

さやか「・・そりゃ確かに・・私は積極的じゃあなかったけどさ・・」

さやか「・・だからって・・あの仁美とくっつくなんて・・あんまりだよ・・」ジワァ

さやか「・・もう!何でなの・・何で私ばっかり・・こんな・・こんな目に・・」ポロポロ


(物陰)
まどか「ウェヒヒwwサヤカチャン!wwww」

ほむら「・・・・・・」

中沢「・・・・・・」ヒヤァ

マミ「か、鹿目さん、も、もう美樹さんにひどいことするの、やめにしましょう?」ボソッ

まどか「んー、マミさん? なんか言った―?」カベドン

マミ「ヒ、ヒィッ」





―次の日―

さやか「(本当は今日は学校に行きたくなかったんだけど・・)」トボトボ

さやか「(行かなかった次の日・・すごいことされたからな・・)」トボトボ

さやか「(今日は・・我慢我慢・・はぁ・・)」ガラガラ



まどか「あ、おはよーwさやかちゃんw」

さやか「ま、まどかさんおはようございます」ビクッ

まどか「フンフンフンフン♪」

さやか「(良かった・・昨日屋上で何してたかは・・聞かれなさそうだ・・)」





―ほむホーム―

まどか「ねー、ほむらちゃーん、ねーってばぁ」ゴロンゴロン

まどか「電話長いよぉ」ジタバタジタバタ

マミ「そうね・・じゃあこの時間で、マミマミしましょうか?」ティロッ

まどか「マミマミ!? ・・マミさんらいしゅきいいい」ギュウウ

マミ「ふふ♪」


ほむら「・・ええ。わかった。・・ええ」

ほむら「・・じゃあ、がんばって」ツーッ ツーッ ツーッ


まどか「ほむらちゃん、誰と話してたの?」

ほむら「・・友達よ」



まどか「でねー、これ欲しいんだー、ほむらちゃん・・」ウワメヅカイチラッ

ほむら「ま・・まどか・・(やばいやばい買ってあげそうになるわ)」

ほむら「ごめんなさい・・今月は魔女っ子ミラクるんの同人誌をいっぱい買ってしまって・・」

ほむら「もうお金がないの・・」

まどか「・・もうしょうがないなぁ。マミさんこれ買って買ってー」ジタバタジタバタ

マミ「ご、ごめんなさい・・コミケの遠征費に・・」

まどか「チッ」

マミ「ひっ! ご、ごめんなさい・・」




まどか「・・まあいいよ。さやかちゃん、これ、買ってほしいんだ」ニタァ

さやか「わ、私は今月もう38円しかなくt」

まどか「えっ!?買ってくれるの?ありがとー♪」パチパチパチ

まどか「じゃ、さやかちゃん今日はもう用事あるみたいだから、もう帰るみたい」

マミ「へ、へぇー。そうなんだ」

まどか「付き合わせちゃってごめんね?さやかちゃんwwじゃ、バイバイww」


さやか「あ、あはは・・ばいばー・・・い・・」





京子「と、言うわけで数レスぶりに歳納京子、華麗に参上!」

結衣「ん? ・・ていうかレスって・・誰かこの会話見てる人でもいるのか?」

京子「さーあ?!」

あかり「わーい!祝えー祝えー!」

結衣「・・あかり、ずいぶん元気になったんだな」

あかり「うん! お姉ちゃんにあかりのくらげのパンツと交換に3DS買ってもらったの!」

結衣「(えっ・・あかりのパンツってお姉さん・・まさか・・)」


結衣「(いや・・あかりが元気になったんだし・・突っ込まないでおこう・・)」




京子「それではー改めてー!ナイフ女に盗られたお金を取り戻す会ー!」パチパチ

あかり「わーい!ナイフ女、カツアゲハイケナインジャー!だね!」

ちなつ「ちょ、ちょっと京子先輩!お金を取り戻すって・・そんなの大丈夫なんですか!?」

結衣「そうだぞ!相手はナイフを持ってるんだぞ?!」

京子「まあまあ・・ではでは!」

京子「ナイフ女からお金を取り返す素晴らしい方法を考えてくれたのは、この方!どうぞー!!」


櫻子「ま、まああくまであかりちゃんのためで、ひ、向日葵のために考えたわけじゃないんだけど!」





櫻子「・・と、言うわけで。こういう作戦なんだけど」

結衣「・・確かに挟み撃ちにするのはいいアイディアだと思うけど・・」

ちなつ「・・な、何で私が見滝原中の制服着なきゃならないの?」

櫻子「そ、そのほうが上手くいくんだもん!」

ちなつ「で、でも・・怖いじゃないですか・・あんなことしてもし刺されでもしたら・・」

あかり「ちなつちゃん・・そうだよ・・やっぱりこんなの・・危ないよ・・」


ちなつ「でも・・!」




ちなつ「でも・・あかりちゃんを泣き寝入りにさせたくない・・!」

ちなつ「向日葵ちゃんも・・ごらく部のみんなも・・」

ちなつ「みんな大切なんです!だから泣き寝入りなんてさせたくないんです!」

結衣「ちなつちゃん・・」
京子「ちなつちゃん・・」
櫻子「ちなつちゃん・・」

あかり「ちなつちゃん・・」

あかり「あかり・・こんな友達をもてて・・本当に幸せものだよぉ」ハワワ











さやか「(今日も一人で帰るのか・・)」トボトボ

さやか「(マミさん・・あんな態度とるなら私と帰ってくれてもいいのに・・)」

さやか「・・・・・・」トボトボ


さやか「(お金・・どうしよ・・またカツアゲするか・・)」トボトボ



さやか「(・・喉乾いたなぁ)」
さやか「(あ・・自販機・・。でもお金・・ない・・)」

京子「へー。この自販機すげえなー。わー、なんだろこのシカメジュースって」100エンダマジャラジャラ

さやか「・・・・・・」






さやか「(・・うわぁ・・この子・・一万円札五枚も持ってるじゃん・・)」ジロジロ

京子「うわー! なんだこのあんこジュースって!おいしそう!」

さやか「(・・ジュース巻き上げるだけじゃもったいないな・・)」ジロジロ

さやか「(よし・・カツアゲしとこう・・)」スタスタスタ


さやか「ねぇあんた」

京子「なにー?」





さやか「・・ここの自販機、見滝原中の通学路にあるってこと、知ってるよね?」

京子「見滝原中?なにそれ?」

さやか「・・」ヤレヤレ

さやか「・・君、どこ中?このへんでは見かけない顔だね?」ジロジロ

京子「な、七森中だよ!」

さやか「ははーん・・七森中かぁ・・。じゃあ先輩に教わらなかったの?ここの自販機ってさ」

さやか「見滝原中のテリトリーのやつなんだよねぇ・・」ジロジロ

京子「じ、自販機くらいどこ使ってもいいじゃん!」

さやか「・・・・・・」ピキッピキッ





さやか「・・あのさぁ・・誰になめた口聞いてるか、わかってんの?」

京子「え、えっ?」

さやか「あ?」ナイフシュッシュッ

京子「ひ、ヒイイ!!わかった!そこの自販機使わないから!だかナイフ!こっちこないで!!」ガクブル

さやか「あ?」

京子「ひ、ヒイイ!!」

さやか「てめぇ!待てやゴラァ!!!!」シャキンシャキンシャキンッシュッシュッシュッ



京子「(こ、こっちに逃げればよかったんだよな・・って・・こええええ・・・)」スタタタ








さやか「待てやゴォラァ!!!」ナイフシュッシュッ

京子「ひ、ひいいいい!」

さやか「おいゴォラぶちころs・・」



さやか「!!?!?」

さやか「(え・・あ・・あの後ろ姿は・・ま・・まどかさん・・?)」ビクッ

さやか「(どうしてここに・・?待ち伏せ?・・まさか・・また私まどかさんに悪いことしちゃった!?)」ガクブル


結衣「おーし動きは止まったな。おとなしくかんねんしろー!」ガバッ

さやか「うわっ、やめろてめぇー!!」







結衣「ちなつちゃん、早くナイフを!」

ちなつ「はい!」フリムキッ

さやか「(なんだ・・どうなってんの・・何であんなまどかさんのそっくりがいるの・・!?)」

さやか「(そして私・・捕まっちゃった!?)」

結衣「よーし。ナイフがなくなれば何も怖いものはないな。ただの女子中学生だ」

ちなつ「あー!この人の制服、私が着てるのと同じじゃないですかー!」

京子「見滝原中だったのか・・!ナイフ女ー!!」

あかり「あっかりーーーん!!!!!」ドヤァ

櫻子「ざまぁみやがれ!」





さやか「なんだてめぇらは!あ!?誰にこんなことしてるとおもって・・ゴォラァ!!」

京子「ひ、ひぃ・・!」

結衣「・・5対1で・・勝てると思うのか・・ふつう・・」

さやか「あ”!?????おまえらなんてらくsh」

ちなつ「・・カツアゲしてるとこ、全部録音してたんですよねー・・実は・・」

ちなつ「まあ警察に突き出してあげてもいいんですけどねー・・今からでも」

さやか「う・・ちっ・・わ・・わかった・・悪かったよ・・・・」

結衣「(録音なんてしてないのに・・さすがちなつ・・腹黒い子・・っ)」





さやか「わかった!もうカツアゲしない!だから柱に縛り付けるの、やめてよ!!」

京子「えー・・」

結衣「・・君はどうしてカツアゲなんてしたんだ?しかもナイフまで使って・・」

さやか「くっ・・な・・なんだっていいじゃない!!」

ちなつ「あ! これなもにゃんのぬいぐるみだー。最近発売して欲しかったんですよねー」

あかり「あー。それにこのなもにゃん下敷き・・あかりずっと欲しかったんだよね〜」

さやか「・・!か、かばんの中漁るのはやめなさいな!」


京子「・・こんなかわいい物買う女の子が、ナイフ使ってカツアゲなんて・・」

京子「どう考えてもしないと思うんだが―・・」





さやか「あ!?な、なんでカツアゲしたなんて・・あんたたちに関係ないじゃない!!」

あかり「あー。なんかカバンの中に6つも水筒入ってるよー!」

結衣「6つも?一人で飲めないじゃん・・6つの水筒・・カツアゲ・・これはどう考えても・・」

さやか「あ?あ?」ゴラァ

結衣「君、誰かに脅されてカツアゲ、やっただろ」

さやか「あ!?」

ちなつ「本当のこと言わないと、警察に突き出しますよ」

さやか「・・・・・・」



さやか「・・どかに金欲しいって脅されて・・やった」

結衣「ん?誰に?」

さやか「ま、まどかに脅されて・・カツアゲやったんだよ・・」ポロポロ

結衣「ん?まどか?誰それ? で、そのお金は今どうなってんの?」

さやか「・・お金は・・お金は・・」ポロポロ

さやか「お金・・渡さないと・・もっと・・いじめられる・・から・・」エグッエグッ

結衣「・・で、お金は?どうなったの? 君が使ったんじゃないんだろ?」



あかり「結衣ちゃん、もうやめようよ!」














あかり「結衣ちゃん、もうやめようよ!」

結衣「やめようよ・・って、こいつ、あかりのお金を全部盗ったんだぞ?!」

あかり「・・でも・・でも・・」


あかり「・・この人・・やりたくてカツアゲしたんじゃない・・脅されてやっただけだよ・・」

ちなつ「でも・・あかりちゃん!こいつのせいで・・向日葵ちゃんが襲われて、あかりちゃんも・・」

あかり「でも・・でも・・!この人こんなに辛そうな目をしてるもん!」

あかり「それに・・ここの教科書もビリビリまで破かれてるし・・」

あかり「こんな人を責めたくないよ! そりゃあ・・とられたお金は・・返して欲しいけど・・」

結衣・京子「あかり・・」
ちなつ・櫻子「あかりちゃん・・」


さやか「・・・・・・」







結衣「・・ま、まあ・・被害者のあかりがそこまで言うなら・・」

ちなつ「・・今回はあかりちゃんに免じて許してあげるけど・・次やったら警察行きですからね」ヒヤァ

さやか「あ、ああ・・わかったよ・・。あ、あかりさん? あ、ありがと・・」

さやか「ありがと・・ありがと・・」ポロポロ

あかり「あ、大丈夫ですか?」

さやか「ああ・・うん・・ごめん・・。こんなに人に優しくされたこと・・久しぶりだったから・・」

さやか「ああ・・ごめん・・私・・見滝原中の美樹さやかって言うんだけど、良かったらちょっと話、聞いてくれない・・?」








結衣「これはひどい・・」

櫻子「なっ・・」

ちなつ「・・ここまでひどいイジメって、初めて聞きました。人の恋愛にまで干渉するなんて・・」ギギギッ

京子「まどかってやつ、いったい何様のつもりなんだ!」

あかり「さやかちゃん・・」


さやか「だから・・うん・・ほんとごめん。お金はお小遣いが入ったらすぐ返すし、もう絶対こんなことしないから・・」ポロポロ

ちなつ「あー。でもあかりちゃんは許してくれても、向日葵ちゃんが許してくれるとは限りませんし」


さやか「ほんと・・ほんとごめん・・まどかに・・逆らえなくて・・私・・」ジワァ




京子「んーじゃあさぁ!そのまどかってやつをとっちめにいこうぜ!」

ちなつ「それは・・駄目ですよ。もっと美樹さんいじめられちゃいますよ」

結衣「うーん、でもそのいまいちまどかって奴が、何でそんなに権力あるのかがわからない」

あかり「さやかちゃん、お茶、飲む?」

さやか「・・あ・・ありがと・・あかりちゃん・・ありがとう・・」




さやか「(・・カツアゲをした私でも・・お茶も注いでくれる・・)」

さやか「(こんな駄目な私のことでも、心配してくれる・・)」

さやか「(こんな人たちに・・私は迷惑をかけたんだ・・そんな私って・・)」

さやか「ほんと、ほんとごめんなさい・・・」

あかり「あかりはもういいよ」ニコッ

さやか「・・あかりさん・・・・・・」


さやか「(私・・ここに居ていいんだ・・)」









櫻子「ふぅー・・まさか今回はナイフ女だったなんて・・今回は苦労させられたよ」

ほむら「ごめんなさい・・」

櫻子「・・でもあんまり意味ないんじゃない?」

ほむら「・・そうね。例え美樹さやかを助けても、まどかは性懲りもなく、また違う人をターゲットにする・・」

ほむら「巴マミを助けた後、まさか幼馴染の美樹さやかをターゲットにするなんて思いもしなかったわ・・」

ほむら「・・この見滝原一体を牛耳る鹿目グループの娘、鹿目まどか」

ほむら「生徒は愚か、教師陣さえも・・誰もまどかには逆らえない」

ほむら「まどかに逆らえば、この町に住むことすら危ぶまれるもの・・」

櫻子「あやぶま・・れ?ほむらはほんと、難しい言葉使うね!?」

ほむら「・・そう?」




櫻子「で? 何なの?ほむらが電話してくるなんて珍しいじゃん」

ほむら「美樹さやかのことなんだけど・・」

ほむら「七森中に友達出来たみたいだから・・そっちに転校を・・」

櫻子「あーうん。わかった。お父さんに言っとく。じゃ、私、向日葵の家行ってくるから!」

ほむら「そう・・じゃあお願いね」

櫻子「はーい」ガチャッツーッーツーッ


ほむら「・・・・・・」

まどか「ほむらちゃん?誰と電話してたの?」スタッ









ほむら「・・大切な友達よ。大切な友達と電話してたの」

まどか「ふーん。えっじゃあほむらちゃんって」

まどか「私以外に大切な友達いるの?ウェヒヒww」

ほむら「ふふ・・。まどか、あなたも大切な友達よ?」

まどか「もう! ほむらちゃん大好きー!ほむほむー!!」

ほむら「マ、マドカァ///」








さやか「(この制服・・やっぱワンピースみたいで変な感じ・・スースー)」

さやか「(うう・・七森中でもいじめらたりしたら・・嫌だなぁ・・)」

さやか「(・・京子や結衣と同じクラスがいいな・・便所飯は嫌だよぉ・・)」グスン

さやか「(でも・・この学校にはあかりちゃん達もいる・・友達できなくても・・私にはあかりちゃん達がいる!)」キリッ

さやか「(いじめ・・られたくないけど、あかりちゃん達なら助けてくれるはず!)」

さやか「(だから・・大丈夫なはず!よし・・行こう!)」

さやか「(でも・・!見滝原のさやかちゃんは・・これくらいじゃ・・へこたれ・・ない!)」




先生「えーっと、じゃ、転校生を紹介しまーす。どうぞ!」


さやか「えーっと・・。見滝原中からきた美樹さやかです。みなさん・・よろしくお願いします!」

京子「ほらほらー!さやかー!こっちこっちー!」

さやか「(・・ほんと。一時はどうなることやらと思ったけど、どうにかなるもんだね)」

先生「えーっと、席は歳納さんの隣で・・っと」

京子「さやかちゃんさやさやー!」

さやか「うわ京子!びっくりしたー・・いきなり抱きついで来ないでよ」

京子「ごめんごめん」

先生「こらー、歳納さーん、あんまり美樹さんに迷惑かけたら席替えしますよー?」

京子「はーい、気を付けまーす!」

さやか「(なんていうか・・)」

さやか「(これからの人生・・今までより、ずっと面白くなりそうだ!)」ニカァ




          おわり!












★★おまけ★★


仁美「な、何ですのまどかさん・・」

まどか「ウェヒヒww呼び出しりしてごめんね?ww」

仁美「・・な、何ですの? 上条くんを待たせているので・・早く戻りたいのですが・・」

まどか「んー?何? 私に口答えするの・・?・・まあいいや、はいこれ。ウェヒヒw」

仁美「・・その・・乾燥わかめ・・ですの・・」

まどか「ウェヒヒwwwじゃあねーww仁美ちゃんwww」スタスタスタ

仁美「・・・・・・」

    
      今度こそおわり!





↑オチがないらしいので・・続きは後日!