title:綾乃「原発は、安心、アンコールワットね!」 綾乃「福島第一原発で事故は起こったけど」 綾乃「2012年1月までには収束するみたいだし!」 綾乃「それに、健康の被害も、基準値より高いの食べなきゃ大丈夫だし!」 千歳「綾乃ちゃん…それ…基準値上がっとるんよ…地震の前と後で…」 綾乃「で、でも…基準値上がってても大丈夫なんじゃないの?!」 綾乃「この前テレビでいっぱい基準値の食べ物食べても10mシーベルトも被ばくしないって 言ってたし…」 千歳「ああ…それなぁ…」 千歳「綾乃ちゃんは知らんかもしれんけど、何シーベルト被ばくしたら」 千歳「ガンになるとか…白血病になるとか…実はわかっとらんのよ」 千歳「線量が多くなれば確率が高くなるんか、それともしきいみたいにしてな?」 千歳「何かの値を超えるとガンになるんか…実は全然わかっとらんのよ」 綾乃「じゃ、じゃあ汚染されたものを食べたらガンになるってこと?」 千歳「綾乃ちゃん…そういうことやないんよ。ただいくら食べたらガンになるかが」 千歳「ようわかっとらんだけなんよ。10mシーベルト被ばくしてもガンになるかもわからんし…」 綾乃「で、でもガンになるんだったら、チェルノブイリの時はもっとガンになってる人が…」 千歳「…原発事故のせいのガンかどうかは、証明するんが難しくて時間がかかるんよ…」 千歳「だからまだほんとのところは議論が続いとるんよ…」 綾乃「じゃ、じゃあ福島原発の事故で、風評被害のあるもの食べてたら」 綾乃「が、ガンになるかもしれないじゃない!で、でもテレビはそんなことない安全って…」 綾乃「学者の人が言ってたし…、ち、千歳の意見なんて、で、デマなんじゃないの?!」 千歳「…綾乃ちゃん、テレビに出て安全安全いうてる学者さんの中には…」 千歳「御用学者いうて、国とか原発の人からお金もろて、安全言うてるひともおるんよ…」 千歳「でも綾乃ちゃん、○○大教授の言うことやったら信じてしまうやろ?」 綾乃「ま、まあ…」 千歳「それが一番あかんことなんよ…本当は安全やなかったら安全やない!って」 千歳「一番言わなあかん立場の人なんやけどな…」 綾乃「…わかったわ。千歳。…ちょっとネットで調べてみるわ…」カタカタカタ ―数十分後― 綾乃「ちょ、ちょっと千歳!ふ、福島原発って…全然安全じゃないじゃない!」 綾乃「それに…富山だって…もう…私…ガンになっちゃうんかな…?」 綾乃「…生まれてくる子が…奇形児やったりするんかな…?」ポロポロ 千歳「…綾乃ちゃん!?…あっこれ」 千歳「反原発団体の人のページやで…」 綾乃「…じゃ、じゃあこれって原発反対派の人のページなの!?」 千歳「…そうやね。反原発の人のことは、私よう知らんのやけど…」 千歳「…反原発の人ってな?原発にネガキャンしとる人もおるんよ」 綾乃「ネガキャン?」 千歳「原発のことをいっぱい悪く言うて、みんなを反原発派にしようとしてるってことなんよ」 綾乃「へ、へぇ…」 綾乃「で、でも原発の悪いとこだったら、どんどん言ってもいいんじゃない?」 千歳「…そうなんやけどな?中には全然科学的な根拠なしにな?不安ばっかり煽って」 千歳「みんなを反原発派にしようとしてる人もおんねん」 綾乃「そ、そうなの…?!」 千歳「で、でな?反原発の中には単純に原発反対!してるわけやない人もおんねん」 綾乃「え?ど、どんな人なん?」 千歳「…選挙しとる人やねん。…綾乃ちゃん、野党って知っとるやろ?」 綾乃「え、ええ。まあ。政権とってる人と違う党の人でしょ?」 千歳「そうそう。でもな綾乃ちゃん。よう考えてみいひん?」 千歳「原発推進しとる人と、原発反対しとる人、どっちが選挙通ると思う?」 綾乃「そ、そりゃあ…原発反対してる人に決まってんでしょ!!」 千歳「…そうやな。もうちょっと政治の話するで、ええか?綾乃ちゃん」 綾乃「ま、まあ学年二位だし?こ、これくらいじゃ頭まだパンクしないわよ!」アツアツ 千歳「…綾乃ちゃん、じゃあ続けるで?」 千歳「う、うん…」 千歳「じゃあ続けるで?」 綾乃「う、うん…」 千歳「…反原発しとる人にな?野党の人もおるっていうたやろ?」 綾乃「え、ええ。じゃあ野党を支持してる人も反原発ってこと?」 千歳「…そういう人も中にはおんねん。でもな、それはまだええねん」 千歳「…綾乃ちゃん、もし歳納さんが綾乃ちゃんのこと好きいうたら、信じるやろ?」 綾乃「ビクッ…え、ええ…ま、まあ」 千歳「…それと同じやねん。熱心に野党を支持しとる人の中には」 千歳「その野党の人が、原発は危険や!って言ったら」 千歳「何も考えずに危険や!っていうてしまう人もおんねん」 綾乃「そ、そうなの…?あ、さっきのページの人…○○党のページがリンクにある…」 千歳「…やっぱ当たっとったやろ?でも綾乃ちゃん」 千歳「そういう人ばっかりが反原発やないんやで?」 千歳「中には本当にみんなのことを考えて、反原発しとる人もおるんや。覚えとき?」 綾乃「え、ええ…」 綾乃「…ち、千歳。さっきのことで質問があるんやけど」 千歳「ん?なんや?」 綾乃「…ど、どこの政党を支持するかって自由なのよね?」 千歳「そうやで。それがどうかしたん?」 綾乃「…じゃ、じゃあ中には…学者の中で野党支持してる人も…」 千歳「…まあおってもおかしくないんとちゃう?」 綾乃「じゃ、じゃあその学者の中でも、野党の人が居たら原発危険って信じちゃう人も…」 千歳「…まあそれはないんとちゃう?学者さんたちは賢いし。でも綾乃ちゃん」 綾乃「ん?なに千歳」 千歳「…うちはあんまり知らんのやけど、国からお金もろて安全言うてる人を」 千歳「御用学者って言ったやん?じゃあそのお金はどっからでてると思う?」 綾乃「そ、そりゃあ枝野さんが何度もシーベルトシーベルトって会見してたし…」 綾乃「…お金を出してるのは民主党…よ、与党じゃないの?」 千歳「そうやねん!そうやねん綾乃ちゃん!与党の人がお金渡して」 千歳「原発は安全!って言うてるかもしれんねん」 綾乃「ちょ、ちょっと待って千歳。でも御用学者ってそんなお金もらってる人なんでしょ?」 千歳「そうやね」 綾乃「だったら、そんな人がテレビに出てくるなんて…!」 綾乃「私がテレビ局中だったらオファーのんのんノートルダムよ!」 千歳「…そうやね」 千歳「…そうなんやけどね、そういう人たちがテレビにでてくるにはカラクリがあるんよ」 綾乃「カラクリ…? な、流れ的にその人たちもお金もらってるとか?」 千歳「…そうなんよ。テレビ局の人にお金渡して、御用学者と知ってて」 千歳「テレビにだして…みんなを原発は安全!って思わせようとしてたりする…」 千歳「そういう場合があんねん…」 綾乃「そ、そうだったのね…全然知らなかった…テレビの学者さんが言うことは」 綾乃「全部本当のことだと思ってたわ…」 綾乃「…ふう…ちょっと疲れたわ…千歳…」 綾乃「…私が知らないだけで、原発ってこんなに根が深かったなんて…」 千歳「…そうやね。…綾乃ちゃん、実は私も最近まで、こういうこと知らんかったねん!」 綾乃「そ、そうなの…!?やけに詳しいけど…」 千歳「……何かな、アメリカの政府とかがな、福島第一原発の事故のときに」 千歳「日本の政府が逃げえや!って言ってる範囲よりも広い範囲で」 千歳「アメリカの政府の人が逃げえや!って言うてるのを…ネットでみたんよ」 千歳「それで…何かおかしいって思ってたら、調べていくうちにこういうことがわかってきたんよ…」 綾乃「そ、そうだったのね…!」 綾乃「…じゃあ、もう東北野菜は食べられないわね!」 綾乃「東北野菜は罰金バッキンガムね!ガンになるもの!」 千歳「綾乃ちゃん…さっき言うたやん。ガンになるとは限らん、って…」 綾乃「そ、そうだったわね…。ガンになるかもしれない!安全じゃないって話だったものね…」 千歳「…でな、綾乃ちゃん、今おにぎり食べとるやろ?」 綾乃「ええ。シャケおにぎりおいしいわよ!」パクパク 千歳「…今はないと思うけど、もしかしたら将来的には…」 千歳「そのお米な、福島県のお米とブレンドしたやつになるかもしれんねん」 綾乃「え、えええ!?」 千歳「…そうなるって決まったことはないけど、そういう悪いことする人も中にはおる」 千歳「かもしれん…覚えとき?」 綾乃「え、ええ…」 綾乃「で、でもシャケは大丈夫よね!?シャケおにぎりおいしいわよ!」パクパク 千歳「綾乃ちゃん…鮭って泳いどるんやで…」 綾乃「ああ!そうだった…!で、でも基準値なら食べてもあんぜ・・」パクパク 綾乃「…基準値もでたらめだったんだった!何よ…ちっとも安全じゃないじゃない…!」 綾乃「で、でも…このおにぎりは大丈夫よ!と、富山産なんだし!」 千歳「あ、そのおにぎり駅のコンビニのやつやん」 綾乃「え、ええ。そうよ。でもこれは富山産のやつだし!」 千歳「綾乃ちゃん…そのおにぎり…シャケ…かいとらんよ…」 綾乃「え、ええええー!?ってうわ!ほんとだ!書いてない!」 綾乃「じゃあ…これもしかしたら…東北産かもしれないじゃない…」 綾乃「…だったらガンになるかもしれないじゃない…子供も奇形児に…」ポロポロ 千歳「こらこら綾乃ちゃん。さっき言うたやん。汚染されたもの食べても」 千歳「ガンになるかどうかはわからへん…それはしきいの量を食べたら」 千歳「ガンになるのか…それとも食べれば食べるほどガンになる確率が上がるのか…」 千歳「それがまだどっちもわかってへんから…って…」 綾乃「そ、そうよね。私、またガンになっちゃうのかな、って…」 千歳「…まあそうやね。うちも最初そんなん知ったとき、パニックなりそうやったもん」 綾乃「…そうよね…。でも私、不安だからイソジン飲んどくわ!」ガブガブ 千歳「ちょ、ちょっと綾乃ちゃん!」 綾乃「だ、だって放射能にはイソジンがよく効くって…」 綾乃「テレビの人が言ってたし、ってあっ!御用学者…」 千歳「…イソジン…まあヨウ素が効くんは間違ってへんね」 綾乃「だ、だったらヨウ素…イソジン飲んどけばいくら汚染されたもの食べてても」 綾乃「安心アンコールワットね!」 千歳「…綾乃ちゃん、放射能ってなんやおもとる…?」 綾乃「え?ガンとか奇形児とかが生まれる…原爆の時に問題になった…あの―その―」 千歳「……」 綾乃「え?放射能ってそういう…目にみえないものじゃないの!?」 千歳「…放射能いうんわな、綾乃ちゃん。放射線を出す能力…のことなんよ」 綾乃「え、ああそうなの。ダジャレじゃない!でも放射線って…?!」 千歳「…放射線ってのはな、α線、β線、γ線のことなんよ」 綾乃「α線?β線?な、何のこと…?私さっぱりなだけど…」 千歳「…α線、β線、γ線のことは後で調べてもらうとして…」 千歳「その放射線っていうんわな、遺伝子を傷つけんねん」 千歳「遺伝子を傷つけたれたら…体にバグみたいなんが起きて」 千歳「ガンになったり白血病になったりすんねん…」 綾乃「へ、へぇー」 千歳「まあ普通はみんな、放射性物質とか言わんと、放射能いうとるけどね」 綾乃「…へぇ。そういう仕組みだったのね。だからみんな放射能嫌がるのね!!」 綾乃「で、千歳。それでこのどこ県産かわからないシャケのおにぎり!」 綾乃「それいっぱい食べて、イソジン(ヨウ素)食べても安全じゃないって…どうしてなのよ!」 千歳「…ヨウ素飲んだらな、放射線はマシになることは何ねん」 千歳「でもな綾乃ちゃん…全部が全部でるわけやないねん…」 千歳「…まあ喉とかな、そういうとこにガンができるのは防げんねん」 千歳「でな、綾乃ちゃん…知っといて欲しいねん」 千歳「…福島第一原発でな、いっぱい出た放射性物質はセシウムとヨウ素っていうねん」 綾乃「ええ。知ってるわよ。ベクレルとかいうやつでしょ?」キリッ 千歳「…。でな、綾乃ちゃん、今お腹の中に放射性物質あるでしょ?」 綾乃「え、ええ…鮭食べちゃったし…」 千歳「そのお腹の中の放射性物質な、普通はトイレ行ったらなくなんねんけど」 千歳「…なくならへんかったりすんねん。あ、影響がな、っていう話やで?中のシャケが残らへんって話やないで?」 綾乃「え、ええ…。なくならないって、どういうこと?」 千歳「…放射性物質…、綾乃ちゃんのシャケの場合はヨウ素とセシウムやと思うけど…」 千歳「ヨウ素はな、わりとはよう放射能なくなんねん」 綾乃「あ、そうなの…」 千歳「でもな…セシウムってのはな、放射線が半分になるのに、めっちゃ時間かかんねん!」 綾乃「え、ええー!?じゃあその間、ずっと私の遺伝子傷つけられるじゃない!!」 千歳「そうやねん。ずっと傷つけられんねん。しかも半分になっただけやから」 千歳「ゼロになるわけやないね」 綾乃「ってことは…放射能で汚染されたもの食べてる人たちって…」 綾乃「放射能がずっとなくならないから、汚染されたものを食べて」 綾乃「放射能を食べ足す…遺伝子を傷つけまくってるってこと!!?」 千歳「…そういうことやね」 千歳「…それに今の政府はヨウ素とかセシウムしか基準値作ってないけど…」 千歳「もしかしたら綾乃ちゃんのそのシャケ…毒のあるプルトニウム」 千歳「…いっぱい入ってるかもしれんでぇ…!」 綾乃「ひ、ひぃ!」 千歳「でもこれで綾乃ちゃん、放射能って危険やいうこと、わかった?」 綾乃「い、嫌というほどわかったわよ!!」 綾乃「…ふぅ…。何だか今日はいっぱい勉強した気がするわよ!」キリッ 千歳「ほんまやなー綾乃ちゃん。今日はいっぱい勉強したと思うでー」キリッ 綾乃「…ほんと!理科の教科書とか社会の教科書とか!見ても全然!」 綾乃「こんなこと書いてないもの!」プンスカ 綾乃「日本みたいな地震多い国に原発作るとか…津波、大地震がきたら」 綾乃「福島原発みたいになことなんて…少し考えればわかるじゃない!」プンスカ 千歳「…綾乃ちゃん、原発事故が日本で起こったんわ、福島原発が最初じゃないんよ」 綾乃「えっ!?」 千歳「…そこらへんは私もあんまり調べてへんのやけどな。綾乃ちゃん。jcoって知っとる?」 綾乃「jco…何それ。ちょっと検索してみようかしら…」カタカタッ 千歳「綾乃ちゃん!やめとき!それほんとにグロいで!」 綾乃「え、そうなの…じゃあ検索するのはやめとこうかしら…」 綾乃「それで、jcoってなんなの?」 千歳「…茨城県の原発事故のことやねん」 綾乃「げ、原発事故ってことは…死んだ人も…」 千歳「…おんねん。死んだ人も。ほ、放射能いっぱい浴びたその作業員の人のな」 千歳「死に様は壮絶やったらしいで…皮膚が再生されんから…どんどん体が腐敗していって…」 綾乃「ぎゃー!も、もう何って話してるのよ!!!?」 千歳「…放射能いっぱい浴びるってそういうことなんよ。でもその人たちのおかげで」 千歳「みんなの安全は守られたんよ…」 綾乃「そ、そうだったのね…。だ、だったら!今も福島原発で作業してる人たちに」 綾乃「いっぱい感謝しいひんと…」 千歳「…ほんまそう思うわ。あの人らのためやったら…消費税10パーセントにしてもええでほんま…」 千歳「…でな、jcoの人の話にもどんで?」 綾乃「え、ええ……」ガクブル 千歳「そんな身構えんでええで?もうグロい話はせえへんから」 綾乃「…ホッ」 千歳「…でな、その茨城の原発で働いてる人…作業員、その人なんやっと思う?」 綾乃「え、あー…原発で働いてるんだし、原発に詳しい人なんかじゃないの?」 千歳「…それがな?ちがったんや…」 千歳「……放射能とか臨界とか、そういうの全然知らん人やったんや…」 綾乃「え、ええ!?そんな人たちに危険な原発の作業させてたってこと!?」 千歳「…そういうことやねん…。今…福島原発で働いとる人も…」 千歳「全員見たわけやないけどな、東京電力の下請けの人やったりすんねん」 綾乃「え、えええー!?」 千歳「そうやねん…。だから福島原発の作業で」 千歳「原発に詳しい人なら絶対にしいひんようなミスもしてんねん…」 綾乃「そ、そういうことだったのね…!」 千歳「…何も知らん人が悪いわけではないと思うんやけどね」 千歳「でな、その下請けの人…その人たちの雇い方もおかしい…らしいんやけど」 千歳「そこらへんはな、反原発派の人の意見かどうか見極めるのが難しいから」 千歳「まだ調べてへんねん……」 綾乃「へぇ、千歳にもそういうことってあるのね」 千歳「…そうやねん…。情報を得るのは簡単やけど、見極めがめちゃくちゃ難しいねん…」 綾乃「……福島原発事故って言っても、実はいろんなことが隠されていたのね!!」キリッ 千歳「そうやねん綾乃ちゃん…テレビ見てるだけでは全然わからんかったやろ?」 綾乃「そうよ…!まったく…!お母さんやお父さんだってひとつも…」 千歳「…そうやね。でも綾乃ちゃん、私が言わんかったら」 千歳「こんなこと何も知らんと大人になってたんとちゃう?」 綾乃「…そ、そうね…」 綾乃「…原発は全然安心、アンコールワットじゃないじゃない…」 綾乃「原発…原発…」カタカタ 千歳「…綾乃ちゃん、テレビもそうやけど」 千歳「ネットも本当のことばっかり書いてないで!?」 綾乃「え…あ…、そうだったわね…」 綾乃「でも…それだったら…何信じれば…」 千歳「…そういう何がほんまか吟味したりする能力のことをメディアリテラシーっていうねん」 千歳「綾乃ちゃんも…私もやけど、メディアリテラシーもっとたかならんとな!?」 綾乃「…ええ、そうね!」 ―後日― あかり「わーい!今日は東北産のお野菜でお弁当作ってきてもらったんだー!」アッカリ~ン 綾乃「ちょ、ちょっと赤座さん!それがどんなに危険なものかちゃんとわか・・」 あかり「…あかり、ちゃんと調べたもん!放射能のことも基準値のことも…!」 綾乃「!」 あかり「だから…私が東北産のお野菜食べて、少しでも被災地の人が元気になれば…って…」 千歳「(赤座さん…ほんまええ子やわぁ…)」ポロポロ おわり!